アニメ『勘違いの工房主』登場キャラまとめ！主人公を取り巻く仲間と敵の魅力とは？

TVアニメ『勘違いの工房主～英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話～』が、2025年春より放送開始！

“追放系×無自覚チート”という痛快な設定で話題の本作には、魅力的なキャラクターたちが多数登場します。

この記事では、主人公クルトを中心に、彼を支える仲間や対峙する敵キャラたちまで、主要キャラのプロフィールと見どころを一覧でご紹介します。

主人公：クルト・ロックハンス（CV：小松未可子）

本作の主人公であり、物語の起点となるキャラクター。

英雄パーティ「炎の竜牙」にて雑用係として働いていたクルトは、戦闘の才能が皆無と判定され、ある日一方的に追放されてしまいます。

しかし、それはとんでもない誤解でした。

実際には、彼の適性は戦闘以外のすべてがSSSランクという、まさに規格外の万能職人だったのです。

鍛冶、調合、鑑定、付与といったサポート・生産系スキルで、町を救い、人を助け、国家すら動かすほどの結果を出していきます。

しかし肝心のクルト本人は、そのとんでもない才能にまったく気づいておらず、「よくある話だ」と完全に勘違い。

この“無自覚チート”という設定が、最大の魅力。

周囲が次々と彼の才能に驚き、評価していく様子に、読者・視聴者はカタルシスを感じることでしょう。

温和で思いやりがあり、ちょっと鈍感なクルトの人間性が、仲間たちの信頼を集めていく姿もまた魅力です。

ユーリシア（CV：瀬戸麻沙美）

ユーリシアは、クルトが町で工房を始めた際に最初に才能を見抜いた重要人物です。

冷静で知的、少しクールな印象を持ちながらも、内面には強い正義感と責任感を秘めています。

当初からクルトの作業を観察し、その非凡な精度や応用力に気づいた数少ない人物であり、彼の最初の“理解者”でもあります。

彼女自身も優れた分析能力を持ち、調査や経理、交渉役として工房運営に欠かせない存在です。

一歩引いた立場からクルトを支えつつも、時には核心を突くような厳しい言葉で導いていく彼女の存在は、物語全体の安定感を高めています。

また、恋愛感情を自覚しているのか曖昧な微妙な距離感もあり、視聴者から「ヒロイン候補No.1」との声も高いキャラクターです。

瀬戸麻沙美さんの落ち着いた声質と演技が、ユーリシアの知的な魅力をさらに際立たせています。

リーゼロッテ（CV：田中美海）

リーゼロッテは、工房の経理や接客、広報などを担当する“お店の顔”として活躍する明るく快活な少女です。

彼女の魅力は何といっても、その人懐っこさと社交性。

クルトの実力を信じて、工房の信頼度や評判を高めるために町中を駆け回る姿は、まさに“縁の下の立役者”といえるでしょう。

時にクルトの天然ぶりに振り回されつつも、彼の真面目さと職人魂に心から尊敬と好意を寄せている様子が随所に見られます。

明るく元気な性格で工房に活気を与える存在であり、クルトとユーリシアとの間で、ヒロイン争いの“陽”のポジションとして人気です。

田中美海さんの演じる可愛らしい声が、リーゼロッテの元気で健気な性格にぴったりフィットしており、視聴者からの好感度も非常に高くなっています。

シーナ（CV：竹達彩奈）

シーナは、回復系や調合スキルを得意とする少女で、工房における薬品開発や素材管理のスペシャリストとして活躍しています。

クルトが作成するアイテムの効果を最前線で実感してきた立場でもあり、その性能に対しては深い信頼と尊敬を寄せています。

元々は薬師見習いでしたが、クルトの元で働くうちにその才能を大きく開花させていきます。

性格はおっとりしていて、やや天然気味。

しかし、仕事では非常に几帳面かつ真面目で、「クルトさんが困らないように」と、誰よりも献身的に支える姿が印象的です。

その優しさと芯の強さから、他の仲間たちにも慕われる癒し系ポジションとなっています。

竹達彩奈さんが演じる柔らかな声質と可憐な表現が、シーナの純粋さや素直さをより際立たせ、視聴者に強い印象を残しています。

カンス（CV：石川界人）

カンスは、クルトの作る装備に惚れ込み、弟子入りを志願した若き鍛冶職人の卵です。

ややぶっきらぼうで生意気な口調ながら、内には職人としての熱意と情熱を抱えたまっすぐな性格。

クルトを「師匠」と呼び、少しずつ鍛冶の腕を磨いていく姿は、王道的な成長枠として読者・視聴者に高い人気を誇ります。

また、クルトの天才的なスキルに対して、尊敬と嫉妬が入り混じった複雑な感情を持っており、

「いつか追いついて、肩を並べたい」と真剣に努力を重ねている努力家タイプでもあります。

時には衝突もありますが、それを乗り越えることで師弟関係が深まっていく過程は、物語の中でも重要な成長パートのひとつとなっています。

石川界人さんの熱量のこもった演技が、カンスの不器用ながらも真っ直ぐなキャラクター性を見事に表現しています。

ダンゾウ（CV：江口拓也）

ダンゾウは、クルトの工房に頻繁に顔を出すベテラン冒険者であり、彼の製作する装備の熱狂的なファンでもあります。

見た目は屈強で無口そうな風貌をしているものの、中身は明るく人懐っこく、ムードメーカー的存在。

“お得意様”として工房の経営にも一役買っているだけでなく、実地でのフィードバックも惜しまないため、クルトにとっては重要なテストユーザーでもあります。

豪快な性格と茶目っ気たっぷりな言動から、若者たちには「面白いおじさん」として慕われています。

一方で戦場では百戦錬磨の実力者であり、クルトの装備によって命を救われた経験を持つことから、彼に深い恩義を感じている一面も。

そのため、工房を批判する者に対しては容赦なく怒りを見せるなど、義理堅さと情の厚さを兼ね備えたキャラです。

江口拓也さんのテンポの良いセリフ回しと、ギャップあるコミカルな演技が、ダンゾウの魅力をさらに引き立てています。

ミミコ（CV：金元寿子）

ミミコは、町の裏事情に通じた情報屋的ポジションの女性キャラクターです。

飄々とした口調と愛嬌のある態度で接しますが、その実、観察力・分析力に非常に優れ、人の本質や相手の価値を瞬時に見抜く鋭さを持っています。

クルトの工房に興味を抱き、何かと近づいてきますが、その動機は最後まで明かされず、視聴者の好奇心をくすぐります。

彼女の真意は「利用したい」のか「助けたい」のか、あるいは単に興味本位なのか。

味方とも敵ともつかない立ち位置にいるため、今後の展開でどちらに転ぶか予想がつかないスリリングなキャラクターです。

金元寿子さんが演じる軽快でミステリアスな雰囲気が、ミミコの“読めないキャラ性”に絶妙にマッチしています。

オフィリア（CV：田中理恵）

オフィリアは、かつて貴族階級に属していた高位魔導士であり、名門魔術ギルド出身のエリートキャラクターです。

高いプライドと強力な魔力を持ち、かつてはクルトのことを「取るに足らない存在」と見下していたひとりでもあります。

しかし、彼の作る魔道具や装備の性能に触れることで、徐々にその評価を改めざるを得なくなっていきます。

そんな中でも表面上は冷静を装い、「私の魔力を引き出せる道具が偶然できただけ」と強がる姿は、“プライド高き敗北ヒロイン”の典型として人気を集めています。

現在は公には接触せず、裏でクルトに関心を寄せながら、動向を探っている様子。

再登場時の立ち位置が味方になるのか、敵対するのか、その曖昧さが彼女の魅力となっています。

田中理恵さんによる艶やかで知的な声が、オフィリアの気高さや葛藤をより魅力的に表現しています。

ゴルノヴァ（CV：岡本信彦）

ゴルノヴァは、強さを絶対視する典型的な武闘派で、腕力と実戦経験でのし上がってきたベテラン冒険者です。

序盤ではクルトの作る武具に対し「職人風情の道具など頼らん」と一蹴する場面もありますが、実際にそれを装備した者との戦闘で思わぬ苦戦を強いられ、その性能に衝撃を受けます。

以降はクルトの存在を意識し始め、やがて対立か共闘か、物語の緊張感を高める重要キャラとして立ち位置を確立していきます。

「強者とは何か？」という問いを内に抱える彼の葛藤は、単なる敵キャラに留まらない深みを与えています。

時に傲慢で、時に素直で真っすぐ。そんな人間臭さが、読者・視聴者の記憶に強く残るタイプのキャラクターです。

岡本信彦さんの力強く、かつ感情の揺らぎを巧みに表現する演技が、ゴルノヴァの“意地と本音の狭間”を見事に体現しています。

マーレフィス（CV：早見沙織）

マーレフィスは、魔術ギルドに所属する高位術者であり、知識と理性を重んじる冷静沈着な才女です。

情報収集にも長けており、クルトの存在を早い段階で把握。

ただし、彼を警戒するでもなく、味方するでもなく、「観察対象」として興味を抱いているような立ち位置にいます。

物語が進むにつれ、彼女自身が何らかの目的で動き始める気配があり、中盤以降のキーパーソンとなる可能性を秘めたキャラクターです。

その立ち振る舞いや言動からは、常に一枚上手な印象を受け、読者や視聴者にも「掴みどころのない人物」として強く印象づけられます。

早見沙織さんの知的で透明感のある演技が、マーレフィスのミステリアスで格調高い雰囲気を完璧に表現しています。

バンダナ（CV：吉岡茉祐）

バンダナは、ギルドに所属する女性戦士で、クルトの工房と深い信頼関係を築いている常連客です。

その名の通りバンダナがトレードマークで、姉御肌な性格と実直な行動力で多くの冒険者から頼りにされています。

クルトが最初に信頼された戦士の一人でもあり、彼の作った装備の良さを誰よりも早く広めた“立役者”でもあります。

陽気でさばさばした言動と、時折見せる優しいまなざしが印象的で、

「工房の姉貴分」として、時に仲裁役、時に応援役として活躍しています。

また、戦闘能力も確かで、クルトの装備を活かして数々の戦場を生き抜いてきた実績を持っています。

吉岡茉祐さんの活き活きとした演技が、バンダナの朗らかさと力強さをより印象深く描き出しています。

ヒルデガルド（CV：釘宮理恵）

ヒルデガルドは、かつてクルトが所属していた英雄パーティ「炎の竜牙」の一員であり、彼の追放に深く関わった張本人です。

美貌と魔力を兼ね備えたエリート魔導士で、プライドが高く、仲間に対しても厳しい態度を取っていました。

クルトの能力を完全に見誤り、「雑用係にすぎない」と切り捨てた過去を持ちます。

しかしその後、クルトの成功と才能の噂を耳にし、徐々に焦燥や後悔の色を見せるようになります。

再登場時には、高慢さを維持しつつも、自分の誤りを認めきれない葛藤が垣間見え、その人間的な揺れが視聴者の注目を集めています。

釘宮理恵さんのキレと感情の機微を絶妙に捉えた演技が、ヒルデガルドのツンデレ気質と葛藤を見事に表現。

物語の後半における“因縁の再会”の鍵を握る存在として、今後の展開からも目が離せません。